ミュージカルSIX日本キャスト版【2月4日昼公演感想】

まいにち

ようやくこの日が来た。

ホールはSIXカラー紫のライトアップ。
最初の音だけでもう泣きそうになった。

テンテンテンテンテテンテンテテン

CDで聞いてたやつだ…
何を言ってるかわからないと思うが
わかる人にはわかる…

最初は二人だけが目当てだったのに。
調べていくうちに全キャストの虜に。

鈴木愛理と田村芽実が共演するなんて
とんでもないことがあるもんだと思った。

ハロプロ時代は先輩後輩だったのに
二人が共演するなんて激アツ。

重度のハロプロオタクだから
二人のことは10代からデビューから
グループをアイドルを卒業してから
ずっと。ほんとにずっとみていた。

女優、歌手の枠にとらわれず活躍していて。

アイドルをやめてからも人生は続く。
ハロプロは人生の通過点。
そう考えている私にとっては模範的な
ファンを裏切らない二人です。

もちろん本人の努力がすさまじい、
信念を持っているということです。
褒めている。必ず幸せになってほしい。

たくさんのハロオタがここから
ミュージカル沼に落とされるのでしょう…

さてここからは個人の感想を。

■キャサリン・オブ・アラゴン
鈴木瑛美子さん

ムーランルージュのラ・ショコラ役。
こんなことならもっと注目して
歌を聞いていればと悔やむ。

Cuteな見た目からは信じられない。
この体からこんな声でる?ほんとに?
私も歌いたいよあの声で。

ありえーなああぁああい!!

Wキャストがソニンさんだったし
役的にも女王たちのボス、リーダー、
お局のような存在なのに若くない?25歳だよ?
って思っていたけど予想外の裏切り。

誰よりも気品にあふれていて
貫禄もあって気高い王妃。
回数を重ねるごとに自分のものにして
さらに強くなるんだろうなと感じた。

完全に余談だけど調べたら
キングダムのED歌っている方だった。
意味がわからないよ。

■アン・ブーリン
田村芽実さん

アンジュルムを卒業してから
ミュージカルに出演しているのは
もちろん知っていたけど
なんとなく見ないでここまで来た。

初めてがSIXでよかった。
それくらいもうアンブーリンだった。

浮気相手なのに図々しく
奥さんにしてくれなきゃ嫌。

私を女王にしてと迫った図太さ
みんなを敵に回す、
神経を逆なでる無神経さ。

ダンスが妙に弾んでで能天気そうな感じ。

ねえアンみんな怒ってるよ!
って言われた時のふてぶてしさ。

あんなに自然に楽しそうに演じていて、
デビュー当時の不安そうな困り顔とか
卒コンの時の姿が思い出されて泣いた。

良かったね、めいめい。

■ジェーン・シーモア
遥海さん

はじめましての方。
ジェーンは一番可哀そうかもしれない
産まれてくる子を抱きたかっただろうな
とか思っていたけど。

本人がそれを終始主張してくる感じが
なんか面白かった。

ヘンリー8世に絶対逆らわない、
口答えも喧嘩もしない穏やかな性格を
そのまま表現したかのような優しい歌声。

アラゴンとブーリンが大騒ぎして
盛り上げていった会場を全部さらっていった。
会場がもう息をしていなかった。
それくらい静寂に包まれて聞きほれていた。

話始めるとおちゃめで気が強くて
心の中ではこのやろうヘンリー
って思ってた気がする。従順なだけじゃない。

■アナ・オブ・クレーヴス
菅谷真理恵さん

ムーランルージュのラ・ショコラ役。
こんなことならパート2だよ。

ヘンリーのちっちゃいあそ…

ハワードの歌詞とかぶってたけど
完全に言ってるよね、

本心を隠して強がっているような、
そんな気がしなくもないけど
私も傷つけられたのよってみんなの手前
一応主張してみたって感じ。

唯一、円満離婚した女王だし意外と
余生充実してたんじゃないかな。

SNSでこんな考えでこんな演出でみんなで
盛り上げていこうぜって気合がすごくてすき。
質問に答えたり更新したりとマメな方。
しかも休演日には外に出かけて
誰かと遊んでいて死ぬほどパワフルだなと。
(めっちゃみてるストーカーじゃない)

煽ってくれたし、盛り上げ上手だし、
お客さんを指名して踊らせてて
まさに女王様だった。ひざまずきなさいよ。

■キャサリン・ハワード
鈴木愛理さん

愛理の歌がうまいのは知ってるけど
ミュージカル界ってみんな桁違いで
化け物しかいないんだよ、大丈夫かな。
もはや親目線で心配していた。

余計なお世話でしかなかった。

女優としても歌手としても成功しているのに
さらに上を目指そう、挑戦しようという
心意気がもう素晴らしいよ。

ハワードの若さからくる無敵感。
世間知らずが故の私が一番、
この世はなにもかも思い通りになるはず。

そうでしょう?違うの?
ねぇちょっとこっちを見て!!

って転落していく感じが見事だった。
愛理はメンヘラだと勝手に思っているんだけど
その片鱗が感じられて良かった。

女遊びは芸の肥やしじゃないけど
過去の恋愛の何かが役に立ったのかな。。

■キャサリン・パー
斎藤瑠希さん

こちらもはじめましての方。
たくさんの浮気相手に5人の女王がいて
生きていてもひどい目に合わせたり
何人か殺しているしそんな人と結婚なんて
ほんとにしたくなかっただろうな。。

好きな人とのお別れの歌、悲しすぎる。
愛しているからこそ手放す。

歌いながら自分を納得させている感じもあって
とても切ない。こうするしかないんだって。

ここまでどんどんエスカレートしていた
ヒートアップしていたみんなの怒りを、
悲しみを認めたうえ受け入れて諭す。

ここは説得じゃなくて諭す。
この時点でパーはある意味みんなより
一歩先にいたと思う。

最後の最後に綺麗にまとめてきたなって。
なんだかんだ一番仕事ができる王妃だ。

さてハロプロ贔屓の感想はこれくらいにして。

絶対に1回じゃ足りない。

また見たくなるはずと思って
チケットを買っていた自分に拍手。
普段はポンコツなくせに
たまにはいいことするよね。

全キャストコンプリートはできなかったけど
あともう1公演あるのが救いです。

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